くらげ重工業

随想録

20180217 脱走レポ4

マグカップのお湯に浮いているコバエの死骸をスプーンですくい出し、そのままカフェオレの素を入れて飲み干す。特に何も感じない。吉田寮生活二日目にして、衛生の基準がもう吉田寮にシフトしているようだった。一昨年に吉田寮を訪れたときにも感じたことなのだが、衛生の感覚というのは、健康や安全を保つためという面よりもむしろ、社会的な意味合いの強い観念なのではないかと思う。一般的にみて不衛生と思われるような環境でも、そこで普通に生活している一群がいて、その中に混ざって過ごしていれば、何も問題もないように思えてくるし、実際に何も問題ないことが多い。

夜になって、さくら荘1号館で2週間連続で開催されている耐久パーティー(?)に参加してきた。主催者の話だと、お金がぜんぶ無くなって破滅するか主催者が死ぬまで続けるらしい。すごい。