くらげ重工業

随想録

20160826 無題

桜の木の葉がぽろぽろと落ちていくことや、すこしずつ日が短くなっていくことが無性に悲しい。冬が近づくとわけもなく精神が溶けてしまうから嫌だなぁ。
 
友人の恋人の顔の良さについて質問されて、適切な解答が浮かんでこなくて困った。私は社交のときに人の顔をほとんど見ていないらしく、そのせいで人間の顔と名前が一致しない。顔を禁止してほしい。
 
顔の話に限らず、コミュニケーションをするとき、相手の言葉に対する返答の集まりが空で終わってしまうことがよくある。文脈や物語を履修する必要性をひしひしと感じる。会話を成立させるには、相手が想定している返答の集まりと自分が所持している返答の集まりの交わりから返答を選択しなければならないが、それがうまくいかないことが多い。